Nanako Mashiro
Mashiro(真城七子)
フルーティスト、作家。
武蔵野音楽大学器楽学科フルート専攻卒。
株式会社ドロッセルマイヤー商會取締役。
主な演奏ジャンルはフラメンコ、アルゼンチンタンゴ。
フラメンコフルートやアルゼンチンタンゴフルートを日本に伝える希少なフルーティストであり、様々なスペイン人フラメンコアーティストのもとに弟子入りし、ギターやフラメンコを学んだ経歴を持つ。
その経験から編み出した特有のフルート奏法は、アルゼンチンタンゴ、特にアストル・ピアソラの曲を演奏する際に新しい解釈を生み出していると、音楽批評家からも評価が高い。
フルーティストの他、作家としての顔も持ち、自らの著作の他にも、池田理代子『ベルサイユのばら』や『奥様は魔女』といった著名な作品の関連書籍で、ヨーロッパ宮廷文化や魔女の文化を紹介するライターを勤めるなど、西洋の文化を研究し紹介する活動も行っている。
主な著作は、『宮廷マダムの作法』『媚薬のレシピ』『今夜はじめる人狼ゲーム』など。
2021年には、自らのコンセプトによるレーベル*Singspiel*を創設。
作品の制作・販売や、イベントの企画などを行っている。
また同年、アルゼンチン人ギタリストのレオナルド・ブラーボとのデュオCD&BOOK『Noche de Tango』を出版。
『レコード芸術』『現代ギター』などといった著名な音楽雑誌で高く評価された。
音楽では、毎月定期的にライブに出演し、フラメンコやアルゼンチンタンゴの本場であるところのスペイン人やアルゼンチン人アーティストと数多く共演している。
真城七子オフィシャルサイト
https://nanakomashiro.com/
◆過去の主な作品、活動など
2010.4
18世紀ヴェルサイユ宮殿の貴族たちの日常生活の再現を目指した文芸作品、『宮廷マダムの作法』を刊行。
2010.12.6 音楽室の壁を飾っている肖像画たちの謎を解き明かす文芸作品、『紳士のかつら』を刊行。
2011.2.11
世界の「遊び」にまつわるものを集めた輸入ボードゲームショップ、『ドロッセルマイヤーズボードゲームマート』を設立、開店。 店舗内装、世界観コンセプト、演出、経営、商品開発、イベント企画などにかかわる。
2011.6.12
古今東西の魅惑的な媚薬を集めた文芸作品、『媚薬のレシピ』を刊行。
2011.7.16-18
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2011の特別展示、Feminine; Artists’ Publications by Women in the U.S. and Japanに出展。
2011.11.1-12.31
ジュンク堂池袋本店のリトルプレスフェアで、真城七子の本を展示、販売。
2011.11.22
マリー・アントワネットの日常生活とフェティッシュを蒐集した文芸作品、『アントワネットの玩具箱』を刊行。
2011.11.22-26
原宿ART・IN・GALLERYにて、13人の作家によるグループ展、『ロココ展』に出展。本の展示、販売とともに、展示用に制作した新作オリジナルボードゲーム、デッキ構築型双六の『宮廷双六』を展示。
2011.11.27
原案をつとめたカードゲーム、『アダムとイヴ』販売開始。
2012.3.11
世界観コンセプトを担当した、日本最大の「人狼」ゲームイベント、「欧州伝承推理ゲーム 嘘つき村の人狼」初回開催。
2012.5.12
プロデュースを担当した『ドロマイ公式オリジナルバックギャモンボード』販売開始。
2012.5.13
原案をつとめたオリジナルボードゲーム、『HYKE』販売開始。
2012.6.27~
分冊百科『奥さまは魔女公式DVDコレクション』(出版社:アシェット・コレクションズ・ジャパン)への寄稿
2013.1.13
プライベートブランド&セレクトショップ、*Singspiel*(ジングシュピール)を創設。
2014〜
活動の中心をフラメンコの演奏活動に転向。
スペイン人アーティストのもとでフラメンコギターを学びながら、レストラン、タブラオ、イベントなどでのフルート、フラメンコギターの演奏活動を開始。
2021.2.1
フラメンコプロジェクト『LUNARES』(ルナーレス)を設立。 作家活動と音楽活動の融合をはかる。
2021.12
CD&BOOK『Noche de Tango』(ノチェ・デ・タンゴ)を出版。
*Singspiel*をレーベルとしてリニューアル、新たに創設。