(1627-1693)
アンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン。
モンパンシエ女公。
皆からはグランド・マドモワゼル(またはモンパンシエ嬢)と呼ばれる。

祖父はアンリ4世、祖母はマリー・ド・メディシス、父はルイ13世の弟、ガストン・ドルレアン。
このガストン・ドルレアンは、おとなしく愚鈍な兄と比べて、随分と快活だったため、母からは非常に可愛がられていた。
それが災いして自惚れの強くなったガストンは、常に王権奪回を目指して、兄に背き続けた。
この父の行動に影響されて、グランド・マドモワゼルはフロンドの乱に参加する。

母はマリ・ド・モンパンシエ公爵夫人で、ブルボン家につながる由緒正しい名門の出、フランス一の財産家。
兄夫婦に子どもがいなかったため、ガストン夫妻の出産はフランス王室の跡継ぎを巡って期待されたが、生まれたのは女の子、それがグランド・マドモワゼルだった。
しかし母親は産褥の床で亡くなってしまったため、莫大な財産はすべてグランド・マドモワゼルのもとに遺された。